体幹の未発達は学習面や日常生活にも大きく影響します。

かなり以前から子ども達の体力や運動能力の低下については

問題視がされています。

例えば5歳頃の子でも、片足立ちがふらふらしてできなかったり、

ケンケンができない、目をつぶったままじっと立っていられない、

といった子がよく見られます。

 

私たち人間の体は、体幹の大きな筋肉から発達し

次に腕や脚、そして手先や足先というように

順に発達していきます。

なので、体幹がしっかり発達していなければ

その先の細かい運動がスムーズにできるわけがないのです。

 

小学校に上がる前の幼児期のうちにたくさん体を動かして

遊び、体を発達させておくことがとても大事なことです。

なぜなら、小学校に上がると運動面だけではなく

授業の45分間椅子に座って姿勢を保つことができなければ

授業にも集中できませんし、手先の細かな運動や

眼球運動が未発達だと黒板の字を見て移したりすることに

精いっぱいで内容に集中できないというように、

学習面にも影響が出てしまう可能性があるからです。

 

ぜひ幼児期にうちにしっかりと体作りをしておきたいですね。

 

今日は、私たちが提供している運動あそび「柳沢運動プログラム」

の中から「1本線のクマ歩き」をご紹介します。

ビニールテープで床に1本線を作り、
子どもはその上に手足を乗せて、クマ歩きで渡っていきます。
線の上から落ちないように、バランスを取りながら
慎重に進んでいくようにします。


手足を確実に線の上に乗せることで、空間認知力や

身体コントロール力が育ち、
線から落ちないようにバランスをとることで

バランス力や体幹の筋力などが強く養われる遊びです。

単純な動きにも見えますが、筋力的にも感覚的にも
意外とキツい遊びで、強い集中力や判断力を必要とします。
最初から長い距離を設定してしまうと
子ども達のやる気や意欲が低下してしまうので、
短めの距離から始めて少しずつ距離を伸ばし、

達成感も感じながら取り組めるようにしていきましょう。