社会生活で重要な実行機能も、運動によって機能を高めることが可能です。

「実行機能」という言葉を耳にしたことが

ある方は多いと思いますが、

目標を達成するために必要な方法やそのための行動を考え、

自分をコントロールしながら遂行していく力のことで、

私たちの日常生活、学校生活の中ではとても重要な機能です。

 

やりたいここととやらなければいけないことが

あった時に、優先順位をつけて、やるべきことをやってから

やりたいことをできる能力や、

時間や空間、情報、お金などを管理する能力、

気持ちや行動を切り替える能力、

そして注意・集中力とワーキングメモリーといった能力です。

 

こうした実行機能の能力は、脳の前頭前野という部分と

大きく関係しています。

そして、この前頭前野は運動をすることによって

活性化し、その機能が高まることがわかっています。

私たちは、脳の発達も体の発達も著しい子ども達に

運動あそびを提供することで

子ども達の成長の土台になる力を育て、

総合的な発達を促しています。

 

今日は、私たちが提供している運動あそび、

柳沢運動プログラムの中から「コウモリでなぞなぞゲーム」

をご紹介します。

 

鉄棒に肩幅でつかまって、両手の間に足を入れて
逆さまにぶら下がり、コウモリに変身します。
この状態のままで、なぞなぞに答えて遊びます。

ぶら下がった状態では逆さまの世界になるので、

普段よりも判断力が低下した状態になります。
その中で問題を聞き、答えを考えて判断し答えるという
作業は、意外と複雑で難しいことなので

より効果的に集中力、思考力、判断力などが向上します。


簡単な問題から始めて、1問できたら2問3問と

増やしてみたり、慣れてきたら〇×クイズや
シルエットクイズ、動物の鳴き声当てなどでも
楽しんでみてください。

ただ、あまり長い時間ぶら下がっていたり

考えることに集中して手の力が抜けてしまったりすると

鉄棒から落下するリスクもあるので、

適宜補助を行いながら遊ぶようにしてください。