年齢や段階に合わせて身に付けておきたい力を生活の中で育てていきましょう

保育園や幼稚園の子ども達も、小学校に入ると

一気に生活が変わります。

一日の多くの時間を椅子に座って過ごし、

生活は分刻みで進み、自分で見たり考えたりして

行動することが増えます。

また、人に合わせたり、集団行動をする場面も多くなるので

慣れるまではとても大変です。

 

保育園や幼稚園のうちから、起床時間や就寝時間、

おやつやゲームの時間などを決めて、

自分で時計を見て動くことを少しずつ習慣付けて

いけると良いですね。

また、園では先生が手伝ってくれたことも

小学校では1人でやらなければいけない、ということが

多く出てきます。

子どもが困らないためにも、少しずつ身に付けて

おけるようにサポートしてあげることが大切です。

 

私たちは、子ども達に運動あそびの指導をしていますが、

運動あそびの中でもこうした生活スキル向上や

学習につながる力の向上を促しています。

 

今日はその運動あそび「柳澤運動プログラム」の

中から「おつかいゲーム」をご紹介します。

今回は年長児向けの少し複雑なルールです。

 

少し離れたところに、果物や乗り物、動物や生活用品など

いろいろな種類の絵カードを置いておきます。

指導者はどの絵カードをどんな風に持ってくるのかを

指示します。

例えば、「クマさんで行って、りんごを拾ったら

帰りはりんごを膝に挟んでカンガルーさんで帰ってきてね」

など、少し複雑に条件を指定します。

 

年長児頃になると、少し長いことも記憶して動けるように

なったり、全体を見通して先を読むこともできるように

なってくるので、遊びの中でさらに育てていきましょう。

コミュニケーション力や語彙力、集中力や抑制力なども

刺激することができる遊びです。

今年の劇の発表会や学習発表会などの場面でも

役立つ力になると思います。

 

ただ、最初から条件を多くしすぎてしまうと

子ども達は混乱してやる気をなくしてしまうことも

あるので、少しずつステップアップを目指して

自信を育てながら行なうことも大事にしてください。

 

アレンジは自在です。

いろいろなキーワードを使って条件を指定してみたり、

拾ったカードを入れる場所まで指定したり、

社会性を高めるために2人ペアで行なってみたりと、

子ども達の育てたい力に合わせて

遊びを作り上げてみてください。