幼児期には自己肯定感を高める関わりが大切です。 アイコン

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幼児期には自己肯定感を高める関わりが大切です。

「日本の子ども達は自己肯定感が低い」と言われることが多いですが、
自己肯定感とは、「自分は大切な存在である」とか
「自分は価値のある人間だ」というような自分自身を認め、
肯定できる感覚のことです。

自己肯定感が高い子は、自信を持っていろいろなことに前向きに
挑戦して生きていくことができ、将来を左右する重要な要素になります。
この自己肯定感は、幼児期にその土台が形成されるので、
日々の子どもへの接し方や関わり方がとても大切になってきます。

私達は子ども達に運動あそびを提供していますが、
運動指導の中では子ども達が自分に自信を持ち
自己肯定感を高めていけるように、結果だけでなくがんばった過程を
認め、小さな成功体験をたくさん積めるように工夫しています。

今日は私達が提供している「柳澤運動プログラム」の中から
「サルのカップキック」をご紹介します。

子どもは両手で鉄棒につかまり、脇を締めて肘を曲げた状態で
ぶら下がるおサルさんに変身します。
指導者は子どものお腹くらいの高さに、赤と青など2色のカップを
横に並べて出し、どちらのカップをキックするかを伝えます。

子どもは指示された色のカップを素早くキックしましょう。
キックは両足を揃えた両足キックが理想ですが、
最初難しい場合は片足キックでも構いません。

大事なポイントは、肘を曲げた状態で行なうことです。
肘が伸びていると左右にキックを出そうとしても
下半身しか動かせないので、狙った位置に足を出すことができません。
脇を締めて肘を曲げることを意識できるように、
脇に「魔法ののりを塗ってあげるね」と言って脇を触ってあげると
どこに意識を向ければ良いのかがイメージしやすくなります。

できるようになってきたら、キックするカップの色を
「トマトの色」とイメージ力を刺激するようにしたり、
「赤→青の順番にキック」と記憶力を刺激するようにしながら
子ども達の育てたい力に合わせてアレンジをしてみてください。

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