今の子ども達は、身長や体重などの体格面では向上していますが、
瞬発力や敏捷性、筋力や持久力、柔軟性など運動能力は低下傾向にあります。
体格は栄養状態が良ければ向上しますが、身体能力は何もしなければ
身につかず、意識的に養っていく必要があります。
今の子ども達は運動不足が深刻なので、ちょっとした運動を
しただけで捻挫や骨折などをしてしまうことが少なくありません。
子ども達の体を育て、心の発達や脳の発達も促す運動あそびを
幼児期から継続していくことが大切です。
こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「足抜き回りでポーズを決める」をご紹介します。
鉄棒に両手でぶらさがり、膝をかけて逆さまになります。
そこから膝を離して回転し、着地と同時にポーズを決めます。
ポイントは、回転する時に顎を開いて床を見ながら、
回転をコントロールしてゆっくり回ることです。
勢い良く回転すると、落下したり肩を脱臼してしまうことがあり危険です。
「ゆっくり回ろうね」と声掛けをしても楽しくなると
勢いを楽しみだしたくなる子がいるので、
着地ポイントにフープを置いておき、下を見てゆっくり
回って着地ができるように促していきます。
また、着地したらポーズを決めることを覚えておくことも大事です。
ポーズは、指定したポーズでも自分の好きなポーズでも良いので、
ピタッと止まる着地を目指して遊んでみてください。