子ども達に運動指導をする時は、言葉での説明にプラスして
見本を見せることが多いと思います。
この時、「自分は逆上がりや跳び箱などができなくて、上手な見本を
子どもに見せられなくて困っている」という現場の先生の声を聞きますが、
先生はできなくても構いません。
上手な見本は、むしろ子ども達にやらせてあげてください。
先生は、できない例や危ない例、やってはいけない例などの見本を、
わかりやすく見せてあげることが大事です。
そうすることで、見本をやった子はみんなから拍手をもらったり
先生に褒められることで自信をつけることができ、
その後の活動も前向きにやる気を持って取り組むことができます。
ぜひ、見本を見せる時間も上手に使いながら子どものやる気を高め、
より良い運動あそびの時間にしてみてください。
今日は、こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「手を叩きながらスキップ」をご紹介します。
スキップをしながら、そのリズムに合わせて手を叩きます。
最初はゆっくりで良いので、「タン・タタン」のリズムで
手を叩きながらスキップをするようにします。
スキップをしながら手を叩くことで、リズム感や身体コントロール力、
2つのことを同時に行なう力を育てることができます。
うまくできない場合は、スキップだけ、手叩きだけと動きを分解して
練習していきます。
スキップが不安な子は、まずはスキップの上達を目指す必要があるので
手を叩かず腕を振って練習したり、片足ケンケンやギャロップで
手叩きを入れて行なっていきましょう。
また、スキップだけ、手叩きだけではうまくできても
合わさるとバラバラになってしまうことがあります。
その場合は、友達のスキップに合わせて手を叩いてみるのも有効です。
自分の段階に合った課題を1つ1つクリアしていき、
達成感を感じながら上達を目指していきましょう。
