脳の中でも前頭前野は、脳の司令塔と呼ばれる場所で
思考・意欲・抑制・記憶・コミュニケーション・創造・感情のコントロール・
意思決定・集中など私達が社会の中で人間らしく生きるために
必要な能力を司っています。
この前頭前野は、加齢やストレスの影響を受けやすい一方で
良い刺激を与えて機能を活性化することができます。
前頭前野を活性化させるために最も効果的な方法が
「運動」です。
それも少し汗ばむ程度の軽い運動が良い効果をもたらすので、
子ども達であれば体を動かす遊びがとてもおすすめです。
今日は、こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「片足クマの通院」をご紹介します。
まずは片足クマに変身します。
四つんばいから膝とお尻を上げたクマの姿勢から、
片方の足を後ろに上げます。
この片足クマの姿勢で、今回はでこぼこした足場の悪い道を歩きます。
マットの下に積み木やタオル、棒などの障害物を入れて
でこぼこの道を作ります。
この不安定な足場を片足クマで歩いていくことで
強いバランス力が育ち、毎回手をつく位置を考えながら進むことが
必要になるので先を読む力や体の動きをコントロールする力もつきます。
ゆっくりで良いので転ばないように進み、顔は下を向かず
進行方向を見るように声掛けします。
コースはマットを2~3枚つなげて長くしたり、
いろいろなアレンジを加えていきながら、繰り返し遊ぶことが
できるように工夫してみてください。