運動と認知機能の関係については多くの研究がされ、
様々なことがわかってきています。
認知機能とは注意力や集中力、判断力、計画・行動能力など、
物事を正しく理解して適切に実行するための機能です。
子どもであれば、学力や生活力の向上につながる基礎の力になります。
この認知機能は、10~15分程度の軽い運動で高まるということが
わかっているので、子どもの力を最大限に引き伸ばすためにも
毎日の運動(体を動かす遊び)を習慣付けていくことがとても大切です。
こどもプラスでは、子ども達が遊び感覚で継続しやすく、
日常生活で必要なあらゆる力を身につけていくことができる
楽しい運動あそびを提供しています。
その運動プログラムの中から「並びゲーム」をご紹介します。
子ども達は、指導者が指示をした通りに並びます。
例えば事前にカラー帽子で色分けをしておいて、
「黄色い帽子の人は跳び箱の前。白い帽子の人は鉄棒の前に並びましょう」
他にも
「男の子はめがねをかけた先生の前。女の子は帽子をかぶった先生の前。」
「りんごグループの人は2列で赤いカードの前。
バナナグループの人は1列で黄色いカードの前。」
など、
様々な条件やキーワードで指定しながら並んでもらいます。
壁に絵カードや色画用紙を貼ったり、カラーコーンや固定遊具など
あらゆるものをふんだんに使いながら、子ども達の語彙力や判断力、
記憶力、そして気付く力を育てていきましょう。
最初から複雑な指示だと難しくてつまらなくなってしまうので、
わかりやすい単純なものから始めていき、少しずつ難易度を上げるように
していってください。