現代の子ども達は社会性を身に付ける場所や機会が減り感情のコントロールができるようになるのが遅れています

かつての子ども達が育った環境は、近所のお兄さんやお姉さん、

おじさんやおばさんが皆知り合いで、

家庭以外でのコミュニケーションの場が多くありました。

異年齢の友達と毎日遊んだり、おじいさんやおばあさんから

生活の知恵や遊び方を教わったりしていました。

 

そのため、子供はほっておいてもある程度自然に育ったのです。

しかし現代の生活環境では、核家族で話をする相手も限られ、

保育園や幼稚園、小学校に入った後も、帰宅時間が遅く

友達と遊ぶ時間はない家庭が多いと思います。

 

それによって子どもの社会性の発達が遅れ、友達と一緒に

遊ぶことが苦手だったり、感情のコントロールができるように

なるのが遅くなったりしています。

社会性は、人と関わることでしか身に付けていくことができません。

日々の中に少しでも工夫をして、より多くの人と関わり、

コミュニケーションを多くとれるようにしていくことが大切です。

 

私達こどもプラスが提供する柳澤運動プログラムでは、

運動あそびで体力や運動能力だけでなく、社会性や言葉の発達も促します。

内容も子ども達が楽しく遊べるように工夫されていて、

アレンジ自在なプログラムなので、継続しやすくなっています。

 

その運動プログラムから「前回り降り」をご紹介します。

前回りは、鉄棒につかまって跳び乗った時、鉄棒の当たる位置が

おへそと股関節の間にくるようにすることが、まずポイントです。

 

子ども達によくある姿として、鉄棒がみぞおちの辺りに当たっていて

痛くてできないということがありますが、この位置に鉄棒が

当たっていると、苦しかったり痛かったりして回れません。

 

最初から正しい位置に鉄棒が当たるように、まずは「すずめさん」

に変身してから行います。

鉄棒の跳び乗ったら、肘をまっすぐ伸ばして顎を開き、

両足は揃えてまっすぐ伸ばすのが「すずめさん」の姿勢です。

このすずめさんになったら、頭を前に倒していき、

肘を曲げながらゆっくりと体で鉄棒を包み込むようにして回ります。

 

多くの子どもが、勢いよく回転して前回り落ちになってしまっています。

回った後に足がバタンと勢いよく下に落ちてしまう前回り落ちに

なってしまうと、途中で手が離れて落下するリスクが高くなります。

ゆっくりと静かに着地する前回り降りになるように練習します。

 

ただ、子ども達にただ「静かに降りましょう」と言っても

意識して行なうのは難しいことが多いので、少し工夫します。

例えば、前回りをした後に足打ちをしてから降りてみたり、

鉄棒の下に2色のマットやカップなどを置き、

着地する色を指定したり、降りる位置を鉄棒の真下ではなく

一歩前の位置になるようにフープを置いたりと、

降りる前に1回腕に力を入れるような動きを入れてあげます。

 

こちらの言うことを聞かせるというよりは、子どもが自ら

そうしたくなるように導くのがポイントです。

子ども達が楽しく、効果的に力をつけていけるように

ちょっとした工夫やアレンジ、配慮がとても大切です。