私達の脳は、意識して使っていかなければ衰えていきます。
使っていると思っていても、加齢と共に衰えていくのも事実です。
脳を活性化させるためには前頭前野を鍛えることが
必要になりますが。
前頭前野は、思考や創造力、やる気や意欲、記憶など
多くの重要な能力を司る脳の司令塔と呼ばれる部位です。
この前頭前野を効果的に鍛えてくれるのが「運動」です。
適度に体を動かすことで、子供も大人も脳を活性化することができます。
子ども達であれば「運動=遊び」なので、
全身を動かせる楽しい運動あそびがおすすめです。
私達こどもプラスで提供している運動あそび、
柳澤運動プログラムの中から「合図で逃げる」をご紹介します。
まずはマットなどで逃げる場所を設置します。
子ども達の人数や年齢によっては、スタート位置から逃げる場所が
直線上にあった方が衝突が防げるので良いこともあります。
子ども達はスタートラインに立ち、指導者の合図の言葉があったら
素早く逃げる場所まで移動します。
合図は「よーいドン!」「鬼がきたー!」などの言葉や、
「手を2回叩いたら」「タンバリンが鳴ったら」などがあります。
慣れてきたら、より聞く力や集中力、判断力を養うように
「よーいドン!」を「よーいスタート」にしてひっかけを入れたり
手を2回叩くところを1回にしたりしてみましょう。
また、逃げる場所を2箇所用意して、どちらに逃げるかを
指定してみるのもおすすめです。
合図を聞いて、素早く反応して動くことがポイントです。
そのため、後ろから追いかけたりすることも効果的で
子ども達も盛り上がりますが、転んだりぶつかったりする
危険や、中には怖がってしまう子もいるので気をつけてください。