現代の子ども達を取り巻く環境は大きく変わり、
子ども達が元気に走り回って自由に遊べる場所は
目に見えて減りました。
加えて、低年齢からのお受験も珍しいことではなくなり、
小さい頃から塾や習い事に通っている子が多くいます。
そのために、体を動かすことが1日の中でほとんど無いと
いう状態の子ども達がたくさんいます。
それによって
お腹が空かないのでしっかり夕ご飯が食べられない。
夜眠くならないので遅くまで起きている。
朝すっきりと目覚めないので朝ご飯が食べられない。
午前中もボーっとして体がだるい。
など様々な悪影響が出ています。
子ども達の心身の健康を保つには、
まず規則正しい生活リズムを身に付けることが必要なので、
できることから始めていきましょう。
こどもプラスが提供している柳澤運動プログラムから
「コウモリでなぞなぞゲーム」をご紹介します。
まずは鉄棒につかまって膝をかけて、逆さまにぶら下がる
コウモリに変身します。
そして、そのままの姿勢で指導者が出す問題に答えます。
一見簡単そうに見えますが、逆さまにぶら下がった状態で
問題を聞きとって理解し、その答えを導きだし、答えるということは
やってみると意外と難しく、子ども達には難易度の高い遊びになります。
この、体を使いながら何かを考えるという行為が
とても脳を活性化させてくれます。
無理なくできるように子どもに合わせて、
絵カードや写真を使った簡単な問題から始め、
少しずつ難易度を上げて、〇×ゲームやシルエットクイズ、
動物の鳴き声を聞いて動物を当てるなどの
いろいろな遊び方に挑戦していきましょう。
考えることに集中しすぎると不意に手の力が緩んだり、
手の力が尽きたことに気付かずに突然落下してしまう
危険があるので、鉄棒遊びでは必ず子どもの手首などを握る補助と
落ちたときに備えた補助や環境設定をしてください。