子どもが一番最初に社会的スキルを学ぶのは、
親や兄弟といった家族からです。
年齢を重ねるごとに近所の子や大人との関わり、
同年齢、異年齢の子との関わりなど
たくさんの人と関わることで社会的スキルを身につけていきます。
社会性は人と関わることでしか育てることができないので
幼いうちからできるだけたくさんの人と接する機会を作り、
子ども達が将来、良好な人間関係を築いていきながら
社会生活を送ることができるようにサポートしていきましょう。
私達こどもプラスが提供している柳澤運動プログラムでは、
友達と体を動かすことで、協調性や相手を思いやる力など
社会性の発達も促せる指導内容になっています。
その中から「指先でカップ運び」をご紹介します。
子ども達は数人ずつグループに分かれ、
横一列に並んで座ります。
体操座りのようにして、両手は後ろについておきます。
一番端の人にカップを1つ渡すので、それを足の指先で
挟んで、隣の人に渡していきます。
カップの挟み方は片足の指先で挟んでも、
両足の指先で挟んでもどちらでも良いですが、
受け取る時も渡す時も足だけで行なうようにしましょう。
最初は速さを競わず、ゆっくり丁寧にできることを大事にします。
上手に渡せる子は、うまくできない子にコツを教えて
あげたりしながらできるように、時間を設けても良いです。
指導者が簡単に答えを言ってしまわず、
子ども達から答えを引き出せるように導いていきましょう。
スムーズにカップを渡していけるように隣の友達と
息を合わせることや、教えたり教えられることなどで
社会性を刺激することができる遊びです。
慣れてきたらチームで競い合ったり、
ルールを追加したりしながら楽しく遊びこんでみてください。
