子ども達の運動能力は、同じ年齢でもかなりの個人差があります。
その中で子ども達に運動あそびを提供した時に、
簡単にできてしまう子、何とかがんばってできる子、
あと少しでできる子、まったくできない子、
いろいろな子ども達の姿があります。
この子ども達を、「できる子」「できない子」に分けてしまうと、
どうしても指導や声掛けが漠然としたものになってしまいます。
できない子の中でもあと少しでできる子と、
まだもう少し時間がかかりそうな子には、
違った声掛けをしなければいけません。
今できていることを具体的に褒めてあげながら、
できないところを一緒にがんばっていこうとすることが大切です。
こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「まねっこ遊び」をご紹介します。
指導者が体のいろいろな部位を言いながら
そこに触るので、同じように言葉と動作を真似して遊びます。
例えば「ほっぺ」と言いながらほっぺを触るので、
子ども達も「ほっぺ」と言いながら自分のほっぺを触ります。
ポイントは、動作だけでなく言葉も真似することです。
そうすることで、言葉の理解力が高まり、
相手の言葉を集中して聞く練習にもなります。
慣れてきたらスピードを上げたり、
引っ掛けを入れたりすると楽しめます。
指導者の変わりに子どもに前に出て
見本をやってもらったりするのもおすすめです。