今の子ども達は、外で体を動かして遊ぶ機会が減っただけでなく、
生活全般において様々な動きを経験することが減っています。
例えばぞうきんを絞ってぞうきんがけをする、
水道の蛇口やドアの取っ手を捻る、
靴ひもを結ぶなど、昔の子ども達が日常的にやっていた動きを
経験することがとても減っていて、
幼児期に身につけることができない子ども達が増えています。
幼児期のうちに様々な動きを経験することができるように
大人側からの働きかけをしていきましょう。
柳澤運動プログラムの「スタート&ストップ」をご紹介します。
「動く」「止まる」という前頭前野の活動を育てる遊びです。
「スタート」で動き、「ストップ」で止まります。
合図に合わせて動くためには、合図の言葉を理解していることと、
しっかり合図を聞けることが大切になります。
また、止まる時につま先に力を入れてぴたっと静止することで、
足の指先の踏ん張る力が育ち、バランス力がアップしたり、
かけっこで速く走ることができるようになります。
動きのメリハリがはっきりつくように、
指導者が大げさに見本を見せながら遊んでみてください。