子どもが2歳になっても言葉が出なかったり、
3歳になってもしっかりした言葉を話さなかったりすると
検診で指摘されることもあり、心配になるものです。
しかし、言葉を話し始める時期には個人差があり、
必ずしも発達障害を疑う必要はありません。
発達障害は言葉の遅れだけでなく
総合的な発達を見て診断するものなので、
言葉の遅れ以外に心配なことがなければ、
慌てず子どもの発達を見守り促していくことが大切です。
私達が提供している柳沢運動プログラムの中から
「クマの姿勢で足じゃんけん」をご紹介します。
友達と2人組になり、向かい合ったら
四つんばいから膝とお尻を上げたクマの姿勢になります。
そしたら顔を上げて相手を見ながら、
2人でタイミングを合わせて足でじゃんけんをします。
両手は床について固定したままで足だけを動かします。
グーは両足を閉じてしゃがんだ姿勢。
チョキは片足を曲げてしゃがみ、
もう片方を後ろに出して伸ばした姿勢。
パーは両足を伸ばして横に大きく広げた姿勢です。
じゃんけんのリズムに合わせてタイミングよく足を蹴り上げ、
グーチョキパーを正確に表現するようにします。
手を床について身体を浮かせることで腕の力がつき、
足を蹴り上げた時にバランスをとる腹筋背筋、
見えない位置で足を正確に動かす空間認知力や身体コントロール力、
さらに上半身と下半身を連動する力などが養われます。
そして、相手を意識して一緒に動くことで協調性や社会性が
養われるので、繰り返し遊べるようにペアを変えたり、
じゃんけんの後に他の動きをプラスしたり、
いろいろなアレンジを加えながら遊んでみてください。