子どもに「運動神経が良くて頭の良い子になってほしい」
と望まない親はあまりいないと思います。
この場合の「頭が良い」は学力を指していることが多いですが、
小さい頃から勉強ばかりをさせても効果的ではありません。
「運動」を組み合わせてあげることで、
効果的に脳の発達を促していくことが大切です。
運動して筋肉を動かすことが脳に良い刺激を与え、
集中力を高めてくれるので、その後の学習効率があがります。
ぜひ勉強だけでなく運動も積極的に取り入れていきましょう。
柳澤運動プログラムの「宝取りゲーム」をご紹介します。
子ども達を2つのチームに分け、カラー帽子などで
敵、味方がわかりやすいようにしておきます。
ホールの真ん中に線を引いて陣地も分けます。
それぞれの陣地の中には「宝」(カップやぬいぐるみなど)があり、
相手チームの宝を取って自分のチームに戻れたら勝ちです。
敵の陣地では、敵に捕まる可能性があります。
敵を捕まえて良いのは自分の陣地の中だけです。
捕まった子は、敵陣地の牢屋(マットの上など)に入ります。
味方がタッチしてくれれば復活することができます。
宝を取るためには、相手がどこに注意を向けているかや、
どのコースを進めば敵に捕まらずに宝を取ることができるか
といったことを瞬時に判断しながら、
仲間と協力して動くことが必要になり、社会性が強く育ちます。
さらに、宝を取るだけでなく、捕まった味方も助けなければいけません。
味方同士で協力して役割分担をしながらできると良いので、
1回目が終わったら、チームごとに作戦タイムを取り、
今のやり方がどうだったか、次はどんな風にすればうまくいくかなどを
話し合う時間を設けましょう。
子ども達だけで答えや作戦を導きだせることが大切なので、
指導者はヒントを与えるだけにして
子どものコミュニケーション力や問題解決力を高めましょう。
保育園や幼稚園の年長さん頃になると
上手に遊べるようになってくると思います。
こんな遊びで、集団遊びの楽しさを味わってもらいながら
頭と体を動かして遊べるように促しましょう。