子ども達の遊びを見ると、おままごとや戦いごっこなど
まねっこ遊びが多く存在します。
子どもの発達においてはこの模倣の発達がとても重要です。
まず、人や物の動きをよく見ようとする力、
手や足など体の部位の位置を正確に把握し、
動きをコントロールする調整力、
他者を意識することで社会性なども強く養われます。
日々の活動や遊びの中に模倣の要素を積極的に
取り入れていきましょう。
柳澤運動プログラムから「指導者の指真似(左右の手で別の動き)」
をご紹介します。
子ども達と向かい合ったら、最初はグーチョキパーなどで遊び、
指導者の手をよく見て真似をすることを促します。
指の数を変えたり、「右手の2人が左手に移動しました。
どんな形になったかな?」などの表現も取り入れ、
考えながら遊べるようにしましょう。
さらに、指をヘビやきつねなどの動物に見立てて、
左右の手で会話をするような遊びもおすすめです。
いろいろな方法で遊びを膨らませながら、
イメージ力や手先の器用さ、コミュニケーション力などの
向上もはかっていきましょう。
