脳は胎児の時から作られ始めていますが、
生後間もない時はまだまだ未熟な状態です。
そこからすごいスピードで成長し、幼児期が最も脳の発達が著しい時期です。
この時期に周囲の働きかけで脳に様々な刺激を与えて
発達を促しておくことが、子どもの将来のために重要になります。
柳澤運動プログラムの「片足クマの通院」をご紹介します。
まず、コースを作ります。
マットの下に丸めたゴザやタオル、ブロックなどを入れ、
でこぼこの道を作ります。
子ども達は、両手と片足の3本で歩く片足クマに変身し、
この足場の悪い道を歩いていきます。
設定としては、「足を怪我してしまったクマさんが、
森の中を歩いて病院まで行く」などの設定にします。
「怪我をしている足が地面につくと痛いから、
しっかり上げて歩こうね。」などの声掛けで
上げている方の足が下がってしまわないように意識付けます。
足場の悪い道を歩くことで、どこに手をつけば安定するかを
考えながら動くことができ、体を自分でコントロールする力が育ちます。
片足クマの動きは、全身の筋力をバランスよく刺激できるので、
長めのコースにも挑戦していきましょう。
また、動きの幅が広がるようにいろいろな条件のコースを
作ってみることもおすすめです。
子ども達が飽きずに楽しめるような遊び方を考えることもポイントです。