今の子ども達に多い傾向として、朝すっきり起きられず、
いつまでもボーっとしている。
夜10時を過ぎても眠くならず、就寝時刻が遅くなる。
という悪循環を繰り返してしまっていることがあります。
生活リズムは、自然に身に付くものではありません。
幼児期のうちに身につけておかなければ苦労するのは子どもです。
早寝早起きのリズムが小学校入学までに身に付くように
日中の適度な運動や早めの夕食などを心がけ、
正しいリズムに大人が導いていくことが必要です。
適度な運動として、子どもには運動あそびがおすすめです。
柳澤運動プログラムから「くっつき鬼」をご紹介します。
初めは指導者が鬼になり、逃げる子を1人決めておきます。
子ども達は3~4人ずつグループに分かれ、
グループごとに横一列にくっついて座ります。
それぞれのグループがホールの中に点在している状態で、
立っているのは鬼と逃げる子の2人だけです。
そして、スタートの合図で逃げる役の子は走り始め、
座っているグループのどこか好きなところにくっついて座ります。
そしたらそのグループの反対側にいた子は
押し出されて逃げる役になります。
走っているのは常に鬼と逃げる子の2人だけになるので、
鬼ごっこで多い衝突事故が起きにくくなります。
また、いつ自分が逃げる役になるかわからないので、
常に動きを見ていなければいけません。
それによって集中力や注意力が向上します。
普段ボーっとしてしまう子などに効果的なので、
ぜひ取り入れていってほしい遊びです。