子ども達の1日の運動量は、多くの時間を過ごす保育園や幼稚園での
活動がどんなものかで大きく違ってきます。
園庭がなくても、先生の運動への意識が高い園では
子ども達が1日の中で全力を出して動く時間が長く、
園庭があっても、先生が運動に対して意識が低い園では
子ども達が全力で動く時間はほとんどない
という調査結果もあります。
大事なことは物的環境ではなく人的環境です。
日々の積み重ねが子ども達を育てるので、
意識して毎日の活動に体を動かす遊びを取り入れることが大切です。
柳澤運動プログラムの「イメージカンガルーカップタッチ」
をご紹介していきます。
床に、複数の色のカップをランダムに置いておきます。
子ども達は両足を閉じてくっつけたままジャンプをする
カンガルージャンプで、指導者に指示された色のカップを
しゃがんでタッチしながら進んでいきます。
色の指示は、「赤」ではなく「消防車」や「いちご」
など物に変えて伝え、イメージ力や判断力、
記憶力などを刺激しながら遊びます。
簡単にできてしまう場合は、数や順番などの認知的な要素を
プラスしたアレンジで遊んでいくのがおすすめです。