保育園や幼稚園の子ども達が、1日の中でどれくらいの強度の運動を
どれだけ調べた調査があります。
「普通に歩いているだけ」「小走り程度」「全力で動く」
この3つに分けて調べると、園によって全く違う結果が出ました。
全力で動く時間が全く無い園と、たくさんある園の子ども達の
どちらが運動能力や体力が高いかといえば、もちろん後者です。
それだけでなく、体を動かす機会が少ないと体の使い方が不器用になり、
大人になってもボールを投げることさえうまくできない人が
今の時代にはたくさんいるのです。
幼児期にいろいろな体の動かし方を覚えることができるように、
大人側から働きかけていきましょう。
柳澤運動プログラムの「めだか走り」をご紹介します。
子ども達は、指導者を先頭にして一列に並びます。
両手を伸ばして前に出し、胸の高さで手のひらを合わせます。
そのまま維持しながら、前の人の後について走っていきましょう。
普段走る時には、両腕でバランスをとってまっすぐに
走っていますが、両手が前で固定されることで
体の軸が不安定になり、バランスがとりにくくなります。
この状態で走ることが、体幹を鍛えバランス力を育てます。
今はまっすぐ走ることができない子も多くいるので、
こんな遊びで、まっすぐ安定して走る練習をしてみるのもおすすめです。