子ども達のやる気を引き出す見本の見せ方があります。

子ども達に運動あそびを指導する時には、まず最初に見本を見せます。

この時よくあるのは、先生が上手な見本を見せてから始めるというやり方ですが、

子ども達にしっかり動きのポイントを伝えるためには、

「良い見本」と「悪い見本」の両方を見せることが大切になります。

 

悪い見本は、「ここはこうしてはいけないよ。」

「ここはこうすると危ないからダメだよ。」というポイントを、

大げさにわかりやすく見せていきます。

良い見本は、先生だけでなく子どもにやってもらうのもおすすめです。

その時は、普段あまり目立たない内向的な子に前に出てやってもらい、

みんなの前で拍手をもらえるようにすると

自信につながり、その後の活動に意欲的に取り組むことができてきます。

 

こんなことを意識しながら全体での活動につなげていくのがおすすめです。

 

 

運動あそびプログラムの「おつかいカンガルー」をご紹介します。

遊び方は、両膝の間に手紙を挟んで、それを落とさないように

ジャンプしながらゴールまで進んでいきます。

ジャンプ遊びで一番大事なのは「足を閉じてジャンプすること」です。

足を閉じたジャンプをすることで、足の指先で踏ん張る力や

腹筋、背筋などの体幹の力もしっかり使うことができます。

ただ、口頭で伝えるだけではなかなか最後まで意識し続けることが難しいので、

実際に足の間に紙を挟むことで、

足を閉じてジャンプすることを意識しやすくします。

 

慣れてきたら床に複数の色のカップを並べ、

手紙を折り紙などの色のついた紙にしておき、

自分が足に挟んでいる色のカップだけをタッチしながら進んだり、

足に挟んでいる色はタッチしないように、

他の色だけをタッチしながら進むというような遊び方で遊びます。

こうすることで、ジャンプ遊びに「色の認識や判断」といった

認知的要素を加えることができ、頭を使いながら体を動かすことができます。

 

子ども達はジャンプ遊びが大好きなので、

効果的に力をつけられるような工夫をたくさんしながら、

一緒に楽しく遊んでいきたいと思います。