同年齢の子達に比べて言葉が遅いと心配になってしまうものですが、
話せる言葉の数が少なくても大人の言っていることが理解できていれば、
時間とともに話せるようになっていくことが多いです。
ただ、中には発達障がいなどが言葉の遅れの原因になっていることもあるので、
極端に遅いと感じる場合は専門機関に相談することが必要かもしれません。
言葉は、たくさんの言葉を耳で聞き、少しずつ使い方を覚えながら
発達していくので、周囲の言葉掛けはとても重要です。
話せなくても聞いて理解していることは意外と多いので、
たくさん話しかけてあげることが大切になります。
自分の気持ちを言葉で伝えられるようになることで、
かんしゃくを起こすことが減ったり、行動面でもどんどん成長していきます。
私たちの運動あそびプログラムでも言葉の発達に力を入れています。
同じ伝え方ではなく様々な伝え方をすることで、
子ども達の語彙力やイメージ力、認識力なども育てていきます。
運動あそびの「カップタッチうさぎ」をご紹介します。
床には複数の色のカップを間隔を空けて並べておきます。
子ども達は、両手を頭の上でうさぎの耳のようにし、
足はバラバラにならないようにできるだけ揃えてジャンプする
うさぎさんに変身します。
うさぎさんになったら、置いてあるカップを片手でタッチしながら進みます。
2回目からは、タッチするカップの色を指定するので、
指示された色のカップだけをタッチしていきます。
その時に「赤」ではなく「トマトの色」や「先生の帽子の色」などの
言い方で伝えるようにします。
慣れてきたらタッチしてはいけない色を指定したり、
友達と競争してみたり、コースをアレンジしたりしながら、
子ども達が「やってみたい」と思える気持ちを大切にして遊んでいきましょう。