発達障がいを持つ子ども達は、肥満の割合が多くなっています。
肥満になりやすい原因は、「生活習慣」「病気や遺伝」
「障がいによるこだわりや特性」など様々な要素が絡み合っています。
肥満は生活習慣病の原因にもなるので、
健康維持のためにも体を動かすことがとても重要です。
子どもが運動をするには「遊び」であることが一番のポイントなので、
継続的な運動あそびで体を動かす習慣をつけ、
心、体、脳を健康に育てていくことを大切にしましょう。
運動あそびプログラムの「足高かけっこ」をご紹介します。
かけっこで速く走るのではなく、太ももを高く上げて走ります。
1歩ずつ、足を高く上げることを意識するのがポイントです。
太ももを上げながら走ることで、
「足のあおり動作」が正しくできるようになります。
あおり動作とは、かかとからつま先に向かって体重移動をし、
地面をつま先で蹴りだす動作です。
この一連の動作が上達すると、土踏まずの形成が促されるので
体の基盤作りができてきます。
土踏まずが発達すると、バランスがとりやすくなるので
体がブレずにまっすぐ歩いたり走ったりできるようになります。
他にも、疲れにくくなったり転びにくくなるといったことにつながるので、
遊びの中でしっかりと育てていきたい力です。