感覚処理をするときに問題となる前庭感覚や固有感覚についてのお話


こんにちは。柳澤弘樹です。

 

今日は、五感の過敏についてお伝えします。

・なぜかよくぶつかってしまう

・よく転ぶ

・よく人とぶつかったり人のものを踏んでしまっても気がつかない

・動きがぎこちない

 

そんなお子さんはいませんか?

 

今回は、感覚処理をするときに問題となる前庭感覚や

固有感覚についてのお話です。

 

  

【前庭感覚とは】

頭の動きや他の感覚からの信号、特に視覚から刺激を受けています。 

前庭感覚は空間での体の位置、自分自身や周りにある物が動いているか

どうかなどの情報を送っていて、動きの速さや方向などを知らせる

役割がありバランス感覚を担っています。 

 

 

【固有感覚とは】

筋肉の収縮や動きによって活動します。

体の部分がどの位置にあるか、どのように動いているかの

情報を送っています。体の知覚をつかさどっています。

 

この二つの感覚は私たちが行動を起こすときに

その動作や行動を起こすための運動企画(プラクシス)に

かかわっています。

 

私たちが行動を起こすとき

① その行動に関する概念を思い浮かべる

② 自分の体がどの位置にあるか正確に知る(動かそうとする部位)

③ 行動を開始する

④ 適切な順序で行動を起こす

⑤ 必要に応じて体の部位を微調整する

⑥ 行動をいつ止めるか知る

 

  ということを無意識におこなっています。

 

 

たとえば向き合ってバランスボールをワンバウンドで

投げたりキャッチしたりしようとします。

 

この時私たちは無意識に両手で持ったボールを頭の上から振り下ろし、

相手との真ん中辺りの床をめがけて、相手の胸より上まで

バウンドするくらいの強さでボールを投げ、キャッチするときには

無意識に両手を胸の前に差し出して、弾んできたボールがちょうど

腕の高さまできたときに両手で挟んで上に持ち上げながら

キャッチしていると思います。

 

これらの活動をするにはボール速さとの弾む高さを瞬時に

読み取って予測する力も大切ですし、自分の腕の位置を正確に

知っていなければできません。

 

発達障がいの方たちの運動の不器用さは、自分の手や足等が

どの位置にあるのか、自分の周囲の物がどんな速さで

どんな方向に動いているのか正確に把握できないために

起こっていると考えられます。

 

 

スキップは出来るのにどこで止まればよいかわからないために

壁にぶつかってしまうお子さんや、手や足はふつうに動くのに

熊さん歩きをすると手、足、手、足と交互に動かせず

手と足が同時に動いてしまうお子さんがいると思います。

 

こんなお子さんには静止画(写真等)で動きの手順を見せたり

動きのポイントを言語化して伝えたりしていくことで認知が進み、

動きの助けになります。

 

これは私たちこどもプラスの運動遊びでも応用できることです。

 

楽しく運動することも大切ですし、それにプラスして感覚処理の

部分でうまく働かない部分を丁寧に手助けをすることで自分の

体の動かし方を学ぶことも大切になってきます。

 

発達障がいをお持ちのお子さんたちの感覚の問題についてお伝えしました。

 

このお子さん達の生きづらさの大きな問題ですが、

意外と重要視されていないこともあります。

少しでも理解を深めより良い支援につなげていきましょう。

 

運動遊びのビデオをいくつか紹介します。

スマホからも閲覧できますので、日々の運動遊びに活用してください。

 

色分けスズメ ポイントジャンプ_年中_11月

https://youtu.be/EY5r_wKDG1o

 

忍者ゲーム(座る・跳ぶ)_年中_11月

https://youtu.be/W20jP-4OY5k

 

クマさんでだるまさんが転んだ

https://youtu.be/WC0X7gTJnZc

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    katou (水曜日, 09 11月 2016 09:19)

    どこで、いくらで、講習がうけれるのでしょうか