今の子ども達は高いところから跳び下りたり、
不安定な場所でバランスをとって遊ぶような機会があまりありません。
危ないからと大人が静止してしまうこともあり、
家の中でも外でも大きく体を動かさずに遊ぶことがほとんどです。
これでは昔の子ども達が日常の遊びの中で身につけてきていた力が
育たないのは当たり前です。
現代では子どもが昔のように外で走り回って遊ぶのは難しい側面もありますが、
できるだけ多く体を動かす機会を作ってほしいと思います。
運動あそびの「芋虫バランス」をご紹介します。
平均台を2本用意し、くっつけて並べます。
子どもは平均台の端にうつ伏せで乗り、足はまっすぐ伸ばして
手は平均台の両サイドを挟むようにして持ちます。
この姿勢から、まずは腕を伸ばして平均台の側面をつかみ、
肘を曲げて体を引き寄せることで前に進んでいきます。
この時、腕の力だけで進んでいくので、足に意識を向けるのを忘れがちですが、
足にもしっかり力を入れていないと、バランスを崩して横に落ちてしまいます。
腹筋から足にかけてしっかり力を入れて、手と足の両方に意識を向けて
行なえるように長い距離にも挑戦しながら練習していきましょう。
平均台遊びでは、高所感覚を養ったりバランス感覚を身につけることができます。
歩いて渡るだけでなく、いろいろな遊び方で遊びましょう。