子ども達はおままごとやごっこ遊びなどが大好きです。
そして、こうした遊びは子ども達の発達においてとても重要な遊びです。
社会性を高めたり、想像力、語彙力といった力をしっかり育てることができます。
子どもの発想を妨げないように関わり、
大人も一緒になって遊びながら、さらに発達を促していくことが大切です。
私たちの運動あそびプログラムでも、子ども達の想像力を高めるように
たくさんの動物が登場し、ストーリー性を持たせて行なうようにしています。
そうすることで子ども達の興味をひくことができ、
積極的に取り組んでくれるようにもなります。
その運動あそびの中から「カメさんを助けるカンガルー」遊びをご紹介します。
まず、たくさんのカップを用意し、全て裏向きにひっくり返して
床にばらまいておきます。
これをひっくり返ってしまったカメさんに見立てて遊びます。
子ども達には「カメさんがお散歩していたらひっくり返って困ってるよ。
みんなはカンガルーさんに変身して、カメさんを助けてあげよう!」
というように伝え、まずは両足を閉じたカンガルーさんに変身します。
そして、カンガルージャンプをしながらひっくり返ったカップを
表向きにしていきます。
全部のカップをひっくり返すことができたら戻ります。
カンガルージャンプでは、足を閉じてジャンプすることで
脚力だけでなく腹筋背筋や、足の指先の力も育ちます。
そしてカップをしゃがんでひっくり返すことでスクワットの動きもでき、
主に下半身を強く育てることができる遊びです。
楽しいストーリー設定で、他の動きと組み合わせたりしながら
継続的に遊んでいくことでしっかりと力をつけていくことができます。