私たちが子どもに運動指導をする時一番大切にしていることは、
子どもが楽しいと感じて活動できることです。
なので、技術の習得を目的にはしていません。
技術習得を目的にすると、どうしても「やらされている活動」になりがちです。
やらされてできるようになっても、子どもの中には良い記憶として残りません。
技術を身に付けることよりもその過程を大事にし、
小さなステップアップで成功体験を増やして自信をつけながら、
その自信を今後の人生の糧として成長してほしいと思います。
運動あそびの「積み木拾い」をご紹介していきます。
この遊びでは子ども達のイメージ力や、色、数、形の認識を高めます。
まず床にはたくさんの積み木をばらまいておき、
子ども達には指導者が指示した積み木を拾ってきてもらいます。
指示は「積み木を3つ拾ってきてください」(数の認識)
「緑と赤の積み木を2つづつ拾ってきてください」(色の認識)
「四角い積み木を1つと丸い積み木を2つ拾ってきてください。」(形の認識)
といった出し方で指示していきます。
他にもいろいろな視点からの指示で、子ども達がわくわくしてできるような
楽しい活動になるように遊んでみてください。