日常生活で良い姿勢を保ち、転びにくい体にするのに必要なのは
足の指先の力や腹筋背筋といった力です。
これらの力は積極的に養っていかなければ、
なかなか今の子ども達の生活する環境下では身につきにくくなっています。
良い姿勢を作り、それを保ちながら勉強に向かえば
集中力が持続できるので、学習効率も上がります。
勉強も運動もどちらかだけではなく、どちらも大切で
切り離せない関係にあるといえます。
基礎的な筋力はしっかりと養い、適度に体を動かすことが
健康な心と体と脳を作るために欠かせません。
幼児期からたくさん体を動かして、運動好きな子にしていきましょう。
運動あそびプログラムの「長い平均台(2本幅)」をご紹介します。
平均台は2本幅にし、少し長めの距離に設定しておきます。
その上を裸足になって渡っていきます。
足の指先で位置を確認しながら、腹筋背筋に力を入れてバランスをとり、
勢いだけで渡っていくのではなく、ゆっくり正確に足を運んでいきます。
落ちないように慎重になると、つい足元ばかり見てしまいますが、
目線が下にいくと余計にバランスを崩しやすくなります。
数メートル先の方と足元の両方に目を配りながら進みましょう。
こうすることで視野が広くなり、サッカーなどの、
動きながら周りを確認するようなスポーツも上手になります。
集中して行なえるように、見ている子たちにも声掛けをし、
集中できる環境を作ってあげることも大切です。