幼児期に体を動かして遊ぶ機会が減少することは、
子どもの心と体の発達に大きな悪影響を与えます。
小さい時に体を動かしていなければ運動への親しみは育たず、
物事に意欲がわかない、対人関係などコミュニケーションを
うまく構築していくことができないといった問題につながりかねません。
吸収力の高い幼児期に多様な体の動かし方を経験し、
豊かな人生を送るための地盤作りをすることが大切だと思います。
今日は運動遊びプログラムの「カメさんゴロゴロ」のご紹介です。
まずは子ども達に、うつ伏せで両手で両足を持つカメさんに
変身してもらいます。
そして、指導者が「ゴロゴロ!」と言ったら
素早く足を離してうつ伏せに戻ります。
「ゴロゴロ」が終わったらまたカメさんになります。
何回かやったら合図の言葉やポーズを変えてみましょう。
例えば「カラスだ!」といったら頭を抱えるポーズになるなどです。
合図を出すときに似たような言葉でひっかけると、
子ども達は盛り上がり、語彙力や判断力も養われます。
そして、カメのポーズでは背筋や首の筋力がつきます。
首の筋力をつけておくと瞬発的に動く力が身に付きます。
いろいろなアレンジで楽しく遊んで、力を育てていきましょう。