子ども達は、友達と一緒に遊ぶ経験、集団遊びを通して
他人との良好な人間関係を築き、社会生活を営む能力を身につけていきます。
人間関係は、幼児期から大きな比重を占める問題です。
幼稚園や保育園、小学校に上がってからも、
友達がなかなかできない、みんなとうまく遊べないなどのことは
子どもにとって大きな悩みになります。
小さい頃からの親子間でのやりとりや教育で、
他人への気付きや理解をし、自分を抑制したり主張することを覚え
いつまでも自己中心的な行動や発言をすることがないように
しっかりと大人が導くことが大切なことです。
さて、今日ご紹介するのはクマさん歩きのアレンジの遊びです。
2人一組になったら、1人は床に体をまっすぐにして寝転がり
さつまいもに変身します。
もう1人はその上に覆いかぶさるようにしてクマさんになり、
2人で息を合わせて進んでいきます。
特にクマさんの子がしっかりとさつまいもの子の動きや
ペースを見て合わせることが必要になります。
自分のペースでどんどん進んでしまうと、
さつまいもの子を踏んでしまったり、
バラバラの方向に進んでしまったりして成り立ちません。
人と動きを合わせようとすることは、
社会性の能力をとても育ててくれます。
お互いを意識しながら、また進む方向も確認しながら行うことで
空間認知や社会性、コミュニケーション力なども上げていきましょう。